出張酒場放浪紀【酒処みやい/大阪・天満橋】
久しぶりの出張は大阪。
というかここ数年、出張はほぼ大阪。
今回は宿泊先が通った高校の近くという事もあって、
仕事の合間に懐かしい場所を散策しながら、
夜の打合せ場所の探訪。
というよりも、今回は決め打ち。
20年前から全く変わらない佇まい。
高校時代は毎日この前を通っていたけど、
暖簾をくぐるのはまだ3度目くらい。
しょっぱなは、この店のメインである
「おでん」 。
これが関西風だしか・・・と思わせる、
懐かしい香り。
続いて、お店の名物「湯とうふ」。
もめんとうふが半丁、
温かいだしに浸かっている。
かつお節にあさつきと刻み海苔が
見た目にも美味い。
続いて「たこの煮付」
おやじおすすめの、おふくろの味。
「湯とうふ」を頂いた時点で、結構
満腹だったのに、話が弾んでお箸も進む。
縄のれん、赤提灯ときて、
「やきとり」は外せない。
今さらだけどこのお店、
赤提灯ではあったけど、
縄のれんではなかった。
気をとりなおして、
もう一品何か欲しくなり、
「みりん干し」でクロージング。
さてさて、出張初日は、
あこがれ?だった一杯飲み屋で、
気のおけないクライアントと楽しい時間が
過ごせた。しあわせだ。
20年前の自分に教えてあげたい。
商談成立!とまではいかなかったが、
果報は寝て待つ。
たかしま先生に乾杯!【BAR Switch/荻窪】
久しぶりにブログを再開。 以前のように毎晩飲み歩くこともなくなりましたが、 取り留めのない「酒場放浪紀」的日常から始めてみます(笑)
敬愛する作曲家 たかしまあきひこ さんが
長い旅に出て、ちょうど1年。
もう一年、というかまだ一年。という心境。
さて、
家に帰る前に 最近行きだした、近所のバーへ。
まずはビール。 ライムの効いた「コロナ」で
献杯ではなく、乾杯。
たかしま先生は、これと「ギネス」の
ハーフアンドハーフをよく飲んでいた。
お通しは、香ばしい炒め玉ねぎがじっくり煮込んである「オニオンスープ」。
寒い夜にうれしい。
固く焼いたバケットが、とてもよく合う。
メインディッシュは、
「かぼちゃのミートグラタン」。
こちらは、柔らかいバケットと一緒に。
サイコーにしあわせ。
さて、
たかしま先生との出逢いは、むかーしむかし
「王様のブランチ」で、当時流行っていた携帯の
「着メロ」を作る企画を担当した時に、編曲を
お願いしたのがキッカケで、以来20年近く可愛がっていただいた。
どちらかといえば、仕事よりもプライベートでの お付き合いが多くて、よく家にも呼んでいただいた。 「全員集合」や「加トケン」の音楽を長く担当されていたので、 当時の上司も知っていたし、よく仕事の相談にも乗ってもらった。 18歳で大阪から上京して暮らしていた僕にとって、 東京のお父さんのような存在だった。
そんな たかしま先生の命日の夜。
・・・と、ここまで書いてざっと読み返したら、
2回も「さて」と言っていた。
南京玉すだれか。